資産運用

今さら人には聞けない「NISA」を分かりやすく解説!!

こんにちは、ゆうちきです!

現役銀行マンで平日はバリバリ働き、
仕事終わりや休日はこうしてブログを書いています!

さて、今回は「NISA」という投資制度について解説したいと思います。

最近では、僕の周りも投資に興味を持ち始める人が非常に多く、


「NISA始めたいんだけど、どうしたらいいの?」
「NISAってそもそも何?!」

という相談を多く受けるようになりました!

これも、コロナ禍の日本の状況において、
お金に対して不安を抱える人が多くなってきた証拠ですね。

こういった時に、いかに自分でマネーリテラシーをつけるかで
自分自身の将来を大きく変えることになるのです。

↓今回の記事はこんな方におすすめ↓

「老後のために資産運用を始めたいけど、なにから始めていいか分からない、、、」

「NISAってよく聞くけど、今さら人に聞けない。」

「NISA」は非常に優れた制度となっており、もはや始めない理由がないと僕個人的には思っています!

「NISA」って何?!

一度はみなさん「NISA」というワードを聞いたことがあるのではないでしょうか??

「NISA」という投資制度は、「NISA口座(非課税口座)」内で、毎年一定金額の範囲内で購入したこれらの金融商品から得られる利益が非課税になる制度で、金融庁が2014年に出した制度です。


「これからの時代、国民一人ひとりが自分で資産運用する時代ですよ!!」
といわんばかりに、作られた制度となってます。

一番の特徴は、

通常、株式や投資信託の運用によって得られた利益に対して約20%の税金がかかりますが、NISA口座内の投資で得られた利益に対しては非課税となり、税金を支払わなくてよい。

というものです。

例えば、100万円の投資により10万円の運用利益が得られたとします。そうすると通常であれば10万のうち20%である2万円が引かれた8万円しか手元に残りません。

しかし、「NISA」であれば運用によって得られた利益にかかる税金が非課税になるので、まるまる10万手にすることができる!

というわけです。

現在、2014年に始まった「NISA(一般NISA)」、「ジュニアNISA」、「つみたてNISA」の3つが用意されています。

主に「一般NISA」と「つみたてNISA」の二つから選択することになります。

両者には、投資できる対象商品や非課税になる投資枠、非課税期間などの違いがあります。

以下の通りです。

 一般NISAつみたてNISA
非課税投資枠年120万が上限(非課
税投資枠は最大600万)
年40万が上限(非課税
投資枠は20年間で
大800万円
)
非課税期間最長5年間最長20年間
投資可能期間2023年12月末まで2037年12月末まで
投資対象商品上場株式(国内・海
外)、株式投資信
託、REIT、ETFなど
投資信託(一定の基準
を満たしたもの)
買い付け方法積み立て投資や一括
投資など投資手法の
選択が可能
積み立てのみ

マネ男くん

なるほどね!NISAって利益に税金がかからないから、
利益をそのまま手にすることができるんだね!

ゆうちき

そういうこと!
約20%の税金がかからないのはすごく良い話だよね!

マネ男くん

うん!あ、でも「一般NISA」と「つみたてNISA」ってどっちを始めたらいいの~??

ゆうちき

確かに、そこは初めてだと迷いどころだよね。
分かりやすく解説してあげるね!!

「一般NISA」とは??

一般NISAの特徴をご紹介していきたいと思います!

1、非課税投資枠が120万円、非課税期間は5年

一般NISAは非課税の対象となる投資枠が120万円と、つみたてNISAの40万円に比べて多く設定されています。

簡単に言うと、

年間に120万まで購入した分の株式や投資信託で、得られた利益に対して税金がかからないよ!ってことです。

シンプルに120万÷12か月で、月に10万を投資できることになります。

120万円という多くの元手で投資を始めることができるので、その分多くのお金を動かせるというメリットがあります。

しかし、非課税期間は5年です。

5年で終了してしまうため、年間非課税投資枠である120万をフルに使わなければもったいない。ということなんです。

例えば、「毎年80万ほどしか投資に回すお金がなく、せっかくの非課税投資枠が40万も残ってしまう。」ということになると5年という短い期間でトータルの投資額は400万ほどで終わっちゃうので、

20年間×40万円を積み立てることができるつみたてNISAの方が、より長く、多くのお金を非課税で運用できることになります。

つまり、

「月に10万円を投資に回せるような経済的余裕のある方」や「一気に投資できるまとまったお金がある方」でない限り、一般NISAはおすすめできない。

ということになってしまいます。

2、投資対象の商品が「つみたてNISA」より多い

「一般NISA」の取引対象となる商品の数が、「つみたてNISA」より圧倒的に多いのが特徴です。

つみたてNISAの場合は、投資対象が“投資信託”に限られてしまいます。

それに対して「一般NISA」は投資対象が、

投資信託はもちろんのこと、国内・海外株式、国内・海外ETF(上場投資信託)、REIT(不動産投資信託)など、非常に多くの投資先が存在しています。

このようにおもしろい投資先がたくさんあるのですが、
初心者には少し扱いづらい商品が多いというのが現実です(汗)

以上から、「一般NISA」は

  • まとまった投資資金をもっていて、経済的余裕がある方
  • 少し投資に慣れてきて、いろいろな商品を運用してみたい方

といった方に向いていると言えます!!

「つみたてNISA」とは??

では、続いては「つみたてNISA」の特徴やどんな方に適しているのかを解説していきたいと思います!

1、年間非課税投資枠が40万円、非課税期間は20年

「つみたてNISA」は年間非課税投資枠が40万円となっていて、「一般NISA」より少なくなっています。その代わり、非課税期間が20年と長く税金がかからず運用できるのが特徴です。

そのため、「一般NISA」よりも口座内で積み立てられる合計投資額は40万円×20年間=800万円となり、おおくなっています。

そして、年間非課税投資枠が40万円という少額であり、月々に直すと3万3000円ですよね?こうした値段設定にはメリットがあります。

  • 継続しやすい
  • 非課税枠を使い切ることができる

といった点です!

かつ、20年間という長期の運用により「リスクを抑えることができる」という点でもメリットがあります。

2、投資対象が“投資信託”のみ

「つみたてNISA」は投資対象が“投資信託のみ”となってい

るため、「一般NISA」に比べて非常に絞られています。

ちなみに、投資信託についてあまり理解が進んでいない方はこちらの記事からご覧ください!!

話は戻りますが、

マネ男くん

投資対象が少ないと、良い商品も少ないんじゃない??

と思う方もいることでしょう。

しかし、そんなことは全くなく、
むしろ初心者にとってすごくありがたいことなんです!!

一体どういうことかというと、

「つみたてNISA」の投資対象である投資信託の商品は、
いわば投資信託における「オールスター集団」といえるんです!

様々な条件によって、投資信託にある約6000本の商品の中から金融庁によって厳選された183本(2020年9月15日時点)にまとめられているのです!!

そのため、「つみたてNISA」の投資対象である投資信託の商品は、良質な商品が多い

ということです!

つまり、

「投資の経験がなく、どの商品に投資していいか分からない、、、」

「月々3万3000円なら、非課税投資枠を使い切れそう!」

「少ない投資額で、継続して投資したい!」

といった、投資初心者の方は断然「つみたてNISA」を選ぶべきだと言えます!

 

まとめ

「NISA」の最大の特徴は、

通常、株式や投資信託の運用によって得られた利益に対して約20%の税金がかかりますが、NISA口座内の投資で得られた利益に対しては非課税となり、税金を支払わなくてよい。

というものでしたね!

やはり、運用する額が大きくなればなるほど、利益の額も増えてきます。そうすると当然そこにかかる税金も大きくなっていくものです。

その税金が非課税になるというNISA制度は非常にありがたいものなので、NISAを絶対活用しましょう!

そして、「一般NISA」、「つみたてNISA」どちらで始めると良いのかをまとめるとこういった感じです。

「一般NISA」に向いている方

  • 経済的に余裕があり、短期的に大きなお金を運用したい方
  • 投資に慣れてきて、いろいろな投資先を試したい方

「つみたてNISA」に向いている方

  • 投資初心者で、何に投資したらいいのかわからない方
  • 月々3万円ほどならコツコツ積み立てることができる方
  • リスクを抑えたい方

ほとんどの方は「つみたてNISA」がおすすめ!!

当ブログでは、投資初心者の方へもっともっと「つみたてNISA」への理解を深めてもらうための記事を上げていきますので、楽しみにしておいてください


最後までみていただいてありがとうございました!

それでは皆さんの明日が今日よりも良いものになりますように!!

投資はあくまでも自己責任です。
この記事は、投資で絶対に利益が出せるという記事ではありません。余裕資金で無理のない投資を心がけましょう。